QC検定に挑む ~試験当日の流れを知って不安を解消しよう~

QC検定 全般

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QC検定(品質管理検定)を初めて受検される方、必見です。

大学入試や入社試験、資格の試験など、「試験」って何度受けても当日はやっぱり緊張しますよね。

特に、初めて受ける資格の場合、誰もが次のような疑問や不安を抱くことと思います。

・当日はどのような流れで試験を行うのか?
・試験会場の広さや環境はどんな感じ?
・試験の中身以外で気を付けておきたいことは?

ただでさえ、試験勉強で頭がいっぱいなのに、試験以外での時間の使い方や、会場の雰囲気に気を回している余裕なんてないと思います。

私はQC検定1級・2級併願で一日に2つを受検し、無事にどちらも合格することができました。

この記事では上記のような疑問や不安に対し、自分の経験談を踏まえてアドバイスできることを記載しましたので、QC検定の受検をお考えの皆さまにとってご参考になればうれしいです。

試験の流れはどの級も基本的に同じなので、3級・4級の受検をご予定の方もぜひご覧ください。

なお、試験会場の環境はあくまで私の経験談として事例の一つなので、すべてに当てはまるわけでないことをご承知おきください。

試験で焦らないためのポイント

最初に結論を記載します。

いずれも当たり前のことばかりですが、それができない状況に陥ると集中力が乱れますので、試験に全力投球できるよう周辺環境を整えておきましょう。

・トイレが込み合うかも、集合時刻に余裕を持って到着しておこう
・筆記用具は予備や替え芯を準備しよう
・机が狭いかも、物の配置を事前シミュレーションしておこう

以降では当日の流れに沿って、上記のポイントを説明していきます。

試験当日の流れ

試験会場に向かう

まずは、試験会場に向かうところから始まります。

開始時刻は、2級と4級が午前1級と3級が午後となっており、併願して受検する人が一日で2つの級を受検できる構成になっています。

私も併願受検でしたので、朝イチから気合をいれて自宅を出発しました。

試験会場は受検票とともに通知されるため、一般には公表されません。

そのため、他の受検会場の立地が分かりませんが、関東在住の私の場合は自宅から一時間ほどの場所にある私立大学が会場でした。

最寄り駅から10分ちょっとの立地でしたが、休日ということもあり、駅から少し歩くとポツポツと同じ方向に歩く人の流れが見え始め、結局みんな同じ会場に向かう人たちでした。

大学入試や入社試験と異なるのは、合格者の枠が決まっている訳ではないので、「ライバル」ではなく、受検者はみな「同志」という感じですね。

試験会場に着いたら

会場に着いたら、入口に複数名の係員の方が控えておられました。

私の場合、開場時間より5分ほど前に到着しましたが、すでに受検者が多く待っている状態で、入口付近の広場に群がっている状態でした。

ここで、係員の方から受検番号ごとの会場(教室番号)が書かれた紙を渡されるので、受け取って場所を確認しておきましょう。

開場時刻になったら係員の案内に従って教室に向かいます。

教室に着いてから集合時刻まで

教室は50名ほどの机が並んだ部屋でした。

ただ、その周りの教室には席数の違う色々な大きさがあり、さらに私が午後に受検した教室は200名ほど収容できる大教室だったので、これは一概には何とも言えません。

教室に入ると席ごとに受検番号が貼られているので、自分の番号を確認して自席に向かいます。

QC検定では試験開始の15分前までに集合するよう決められており、集合時刻までは待ち時間となります。

その間、テキストや過去問を開いて総復習をする人もいれば、精神統一する人、集合時間ぎりぎりに到着する人など時間の使い方はさまざまです。

私の経験上、気を付けておいた方が良いと思ったことは、教室に到着して自席を確認したら次はトイレの状態を確認しておくことです。

会場によってさまざまと思いますが、私の受検した会場では同じフロアに100名弱の受検者がいましたが、男子トイレが個室一つしかなく行列ができていました。

集合時刻の直前になってトイレを済ませようとしたら行列で行けなかったとなると、精神的にも焦りますし、当然、体調面でも大きな弊害となります

そのため、時間にゆとりを持って、別フロアを探す余裕を持てるくらいに行動することがおススメです。

なお、同じ受検会場でも別棟の教室では、人数比に対して十分にトイレの数が確保された状態でしたので、けっこう運によるところがあります。

集合時刻から試験開始まで

集合時刻になったら、試験官の方から受検にあたっての注意事項の説明を受けます。

どれも一般的な事項ばかりですが、念のため一点だけお伝えしておくと、机の上に出せるものは、受検票、シャープペンシル(または鉛筆)、消しゴム、電卓、時計だけです。

私の場合、うっかりしていてシャーペン一本しか用意していませんでしたが、周りを見ると、もしもに備えて何本か持っていたり、替え芯を置いたりしている人が多かったです。

実際、マークシートを丁寧に塗ると、案外と芯の減りが速いことに気づき、足りなくなったらどうしようか少しだけソワソワしました・・。

本当になくなったら試験官に言うしかないですが、試験の本題と関係のない余計なところで頭を使うのは少しでも避けたいですよね。

道具類のスタンバイができたら、マークシートと問題用紙が配られるので、名前と受検番号を先に記入するよう指示があります。

当たり前ですが、ここを間違えるとおしまいなので、試験が始まる前にしっかりと確認しておきましょう。

あとは、試験開始までの残り数分の間、静寂に包まれて試験ならではの緊張感が漂います。

いよいよ試験開始

「それでは始めてください」の合図とともに開始されます。

いままでの勉強の集大成を思う存分に回答用紙にぶつけましょう!

さて、ここで意外と気になるのが、机のスペースが狭いことです。

筆記用具、電卓、問題用紙、回答用紙を並べると、単純に入りきりません。

普段、自宅で勉強しているときは、物を置くレイアウトなんて気にしたこともなく、問題を解くことだけに集中していましたが、実際の試験では状況が異なります。

問題用紙の左側と右側のページで置き方を少しずらしたり、マークシートが机の角で折れ曲がらないように気にしたり、意外と余計なことに気を取られます。

大問ごとにまとめてマークしたり、何となくの置き場所をイメージしておいたり、作戦を立てておけば焦る必要ないので、普段の勉強に疲れたときに脳内シミュレーションをやってみましょう。

問題用紙はA4サイズの見開き回答用紙はそれより一回り大きい片面サイズなので、イメージづくりのご参考までに。

机の広さは当然会場によってさまざまで、私も午前と午後の会場でゆとりが全然違いましたが、念のため狭い場合を想定しておくと安心して試験に集中できると思います。

なお、試験の時間配分の目安や進め方のコツについては、後日、別の記事をアップしますので、ご参考にいただければと思います。

試験終了

終了の合図とともにペンを置き、回答用紙が回収されます。

試験官の方が回答用紙の数を確認できたら試験終了となり、あとは自由解散となります。

お疲れ様でした、あとは合格発表を待ちましょう!

昼休み(併願の方)

併願受検の人は午後からも試験がありますので、次の集合時刻までの間は昼休みとなります。

基本的には午前と午後で教室が変わるので、いったん午前の教室からは退室することになります。

待ち時間の間は中庭などの広場で過ごしますが、この間に昼食をとります。

私の場合、ベンチの数に対して受検者が多くて座るところがなく、そこら辺の段差のある場所に腰かけて昼食をとりました。

ただ、その後、運営側のご配慮で食堂を開放していただき、ゆったりと過ごすことができました。

あとは午前の部門と同じ流れで試験に進みます。

まとめ

最後にあらためて注意しておきたいことを挙げておきます。

・トイレが込み合うかも、集合時刻に余裕を持って到着しておこう
・筆記用具は予備や替え芯を準備しよう
・机が狭いかも、物の配置を事前シミュレーションしておこう

試験本番で普段の勉強以上のパフォーマンスを出せる人はそれほど多くないと思います。

そんな中で、少しでも普段どおりの環境や精神状態を保つために、「相手を知る」ことは重要です。

それでは、皆さまのご健闘をお祈りしております。

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この記事を書いた人

【経歴】
関東在住、40代、製造業(品質部門)。
これまで、研究開発、設計、生産技術、仕入先の品質管理を手掛ける。

【保有知識・技術分野】
統計学、信頼性工学、品質工学。
半導体、基板、有機材料、金属、セラミックスの材料、製造、加工技術。
部品加工(機械加工、化学処理)、組立・実装技術、分析・物理解析技術。
QC検定1級保有。

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