QC検定3級の受検をお考えの皆さま、試験対策は順調に進んでいますか？
この記事では、QC7つ道具の中でも頻出のパレート図について、過去問の出題傾向、押さえておきたいポイントを紹介しています。
さらに、模擬問題と解説も合わせて掲載していますので、ぜひ参考になればうれしいです。
また、Youtubeチャンネルでは模擬問題の解説に加えて、パレート図の基礎知識についても動画で解説していますので、あわせてご覧いただけると幸いです。
過去問の出題傾向
パレート図は、QC検定3級の試験問題で頻出の分野のひとつです。
2018年から2021年までの6回の試験のうち、実はなんと全ての回に登場しています。
管理図と同様、パレート図も避けては通れない分野ですので、どのような形式の問題がきても対応できるようにしておきましょう。
問題の内容としては、大きく以下に分かれます。
- 説明文に対応した不適合項目を選ぶ問題
- データ表に合致したパレート図を選ぶ問題
- 改善効果の金額を求める問題
- パレート図の説明文を埋める問題
押さえておきたいポイント3選
その１： パレート図の形状だけで選択肢の半分は消せる
パレート図の特徴として、棒グラフは左から構成比率の大きい順に並べるといったルールがあります。
実はこの単純なルールを覚えておくだけで、パレート図の形状を選ぶ問題ではおよそ半分の選択肢を消すことができるのです。
並び順が逆のもの、データ表の並び順をそのまま踏襲しただけのものなど、選択肢には色々な形状のものが含まれています。
いきなり、不適合項目の内容を照合し始めると、一つひとつの選択肢を見るだけで時間を消費してしまうので、まずは形状だけ見て瞬間的に判別して選択肢を減らすようにしましょう。
その２：不適合数と金額を見間違えないで
パレート図の問題の中には、不適合数から損失金額を算出する形式のものがあります。
件数と金額が同時にでてくると、一挙に難易度が上がった気がしますが、単純に単価と件数を掛け算しただけなので、驚く必要はありません。
しっかりと問題文を読めば大したことのない場合が多いですが、試験本番で焦ってしまい、金額の順位に関する問題で間違って件数の順位を答えてしまうことのないよう、日ごろから注意を払っておきましょう。
その３：暗算に頼らず集計結果をきちんとメモする
パレート図では累積比率を自分で計算する問題が多く登場します。
四則演算だけなので暗算でも可能なものが多いですし、計算式そのものを間違えることも少ないので、万が一、計算ミスしても選択肢に該当がなく気づくことができるでしょう。
ただ、試験本番で自分の導き出した答えが選択肢にないのは、思った以上に焦る要因になります。
当然、余計なタイムロスになるので、計算が簡単だからと侮らずに、集計結果はデータ表の脇にきちんとメモしながら解き進めるようにした方が安全です。
模擬問題
パレート図に関する練習問題を5つ用意しました。
それぞれ答えと解説も記載していますので、合わせてご覧ください。
問題１
問題２
問題３
問題４
問題５
解説１
解説２
解説３
解説４
解説５
その他の模擬問題の一覧はこちらをどうぞ。
なお、QC検定のおすすめ勉強方法や教材については、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
それでは、皆さまのご健闘をお祈りしております。
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