QC検定3級の受検をお考えの皆さま、試験対策は順調に進んでいますか?
この記事では、新QC7つ道具に関して、過去問の出題傾向、押さえておきたいポイントを紹介しています。
また、模擬問題と解説を合わせて掲載しましたので、ぜひ参考になればうれしいです。
過去問の出題傾向
新QC7つ道具は、QC検定3級の試験問題で頻出の分野のひとつです。
2018年から2021年までの6回の試験のうち、計5回で登場しています。
ただ、3級の出題範囲としては、定義や基本的な考え方を理解しているレベルまでなので、各手法の名称と性質をきちんと覚えておけば難しいことはありません。
問題の内容としては、大きく以下に分かれます。
- 説明文に合致した新QC7つ道具の手法を選ぶ問題
- 図に合致した新QC7つ道具の名称を選ぶ問題
押さえておきたいポイント3選
その1:キーワードを拾えば長い説明文も心配なし
QC7つ道具編でも紹介したのと同じように、説明文に合致した手法の名称を選ぶ問題では、問題文が結構長くなる場合があります。
ただ、長い説明文の中にもキーワードが所々に散らばっているので、意識しながら追っていけば、全体をしっかり読み込まなくても答えにたどり着くことができます。
例えば、不測の事態といえばPDPC法、作業の日程といえばアローダイアグラムといったように、手法に結び付く枕詞のようなキーワードがあります。
過去問や模擬問題から傾向を掴んでおけば、あとは問題文から機械的にキーワードを探すだけなので、比較的簡単に対処することができます。
その2:各手法の目的をきちんと理解する
これもQC7つ道具と同じく、各手法の目的をきちんと理解することも選択肢を絞る手がかりになります。
例えば、混沌とした状況を整理するために親和図法でグループ分けしたり、項目の優先順位を明確にするためにマトリックス図法で指標を点数化したり、具体的な活用の目的があります。
実例とともに目的を理解しておけば、丸暗記で全くおかしな選択肢を選ぶことはなくなると思います。
その3:名前がとにかく紛らわしい
新QC7つ道具は普段から使い慣れている人ならともかく、似たような名前の手法が紛らわしいことが難点です。
親和図法、連関図法、系統図法が似ていたり、マトリックス図法とマトリックスデータ解析法の違いが分かりにくかったり、なかなか覚えられない方も多いのではないでしょうか。
このような場合には、遠回りと思うかもしれませんが、いっそのこと自分で実践して作ってみることも検討に入れてはいかがでしょうか。
完成度や業務への実用性はともかく、フォーマットを見ながら自らの問題点や課題を当てはめてみる経験をすることで、定着した記憶に繋がることと思います。
模擬問題
新QC7つ道具に関する練習問題を5つ用意しました。
それぞれ答えと解説も記載していますので、合わせてご覧ください。
問題1
問題2
問題3
問題4
問題5
解説1
解説2
解説3
解説4
解説5
その他の模擬問題の一覧はこちらをどうぞ。
なお、QC検定のおすすめ勉強方法や教材については、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
それでは、皆さまのご健闘をお祈りしております。
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