QC検定3級の受検をお考えの皆さま、試験対策は順調に進んでいますか?
QC7つ道具は3級の試験問題の中で3~4割程度を占める、いわば根幹となる出題分野です。
大問としても4~7問程度がQC7つ道具に関する内容であり、苦手分野が試験に出ないことを祈るのがムダなくらい毎回のように幅広く登場します。
内容としては、管理図やパレート図など個別に詳細の使い方を問われる問題や、QC7つ道具の手法の名称を問われる問題などさまざまです。
この記事では、手法に関する全般的な知識の問題として、過去問の出題傾向、押さえておきたいポイントを紹介しています。
また、模擬問題と解説を合わせて掲載しましたので、ぜひ参考になればうれしいです。
過去問の出題傾向
問題の内容としては、大きく以下に分かれます。
- 説明文に合致したQC7つ道具の手法を選ぶ問題
- 図に合致したQC7つ道具の名称を選ぶ問題
押さえておきたいポイント3選
その1:キーワードを拾えば長い説明文も心配なし
説明文に合致した手法の名称を選ぶ問題では、問題文が結構長くなる場合があります。
何となく流し読みしているだけでは結局頭の中でポイントを整理できず、選択肢を眺めながら迷うことになってしまいます。
ただ、長い説明文の中にもキーワードが所々に散らばっているので、意識しながら追っていけば、全体をしっかり読み込まなくても答えにたどり着くことができます。
例えば、重点指向というとパレート図、分布の形状というとヒストグラムといったように、一対一に対応の付く選択肢もあるので、過去問や模擬問題から傾向を掴んでおきましょう。
その2:各手法の目的をきちんと理解する
その1と重複しますが、各手法の目的をきちんと理解することも選択肢を絞る手がかりになります。
例えば、効率的にデータを集計するためにチェックシートを用いたり、パラメータから出来栄えを予測するために散布図を用いたり、具体的な活用の目的があります。
実例とともに目的を理解しておけば、丸暗記で全くおかしな選択肢を選ぶことはなくなると思います。
その3:図の選択は早とちりに注意
初歩的な問題と思って油断しがちですが、説明文に対応する図を選ぶ場合は、ぱっと見で早とちりしないよう注意が必要です。
例えば、ヒストグラムとパレート図は同じような棒状のグラフですが、ヒストグラムは基本的に山なりの形状、パレート図は右下がりで折れ線との複合グラフになっています。
あるいは、管理図も折れ線グラフの一種ですが、パレート図のように棒グラフとの複合ではありません。
基本的な構成要素が同じ場合、見た目が似通っているものもありますので、部分的なところだけ見て判断しないように気を付けましょう。
模擬問題
QC7つ道具に関する練習問題を2つ用意しました。
それぞれ答えと解説も記載していますので、合わせてご覧ください。
問題1
問題2
解説1
解説2
その他の模擬問題の一覧はこちらをどうぞ。
なお、QC検定のおすすめ勉強方法や教材については、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
それでは、皆さまのご健闘をお祈りしております。
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